企業

リクルート 決算 純利益は2,400億円 売り上げが伸びている事業は?

2月14日にリクルートホールディングスが
第3四半期(2021年4月~2021年12月)決算を発表しました。

各売上や利益については、下記の通りです。

売り上げ・・・2兆1,100億円
営業利益・・・3,300億円
純利益・・・2,400億円

売り上げや利益について、前年の同じ期と比較した際全て増加傾向にあり
業績が上向いている状態です。

売り上げについては前年同期比25%以上と、大きく伸ばしています。

リクルートホールディングスは多くの事業を手がけていますが、
具体的にどの事業で業績を伸ばす事に成功しているのでしょうか。

詳しく見ていきたいと思います。

リクルートホールディングスの3本の柱

リクルートホールディングスの各柱について、詳しく見ていきたいと思います。
リクルートホールディングスの柱は主に『HRテクノロジー』『メディア&ソリューションズ』『人材派遣』の3つがあります。

HRテクノロジー事業

HRテクノロジー事業の主なサービスは『Indeed』や『glassdoor』などがあげられます。

両サービスとも世界的に展開するしており、アメリカやオーストラリア、カナダなどでも使われる世界最大級の求人情報サイトとなります。

『Indeed』については日本でCMも多く放送されており、なじみ深いですよね。

『glassdoor』は日本では展開していないサービスであり、
企業の口コミ情報を掲載する世界最大級の求人情報検索サイトとなります。

主に世界に展開している事業であり、
最近の売り上げについてもアメリカドルベースで売り上げを伸ばしている状況です。

メディア&ソリューション

メディアソリューション事業の主な会社は私たちともなじみ深い、株式会社リクルートです。
日本での事業展開を主にしており、幅広い業種のサービスを展開しています。

人材業界・・・リクナビ フロムエー タウンワーク
旅行業界・・・じゃらん
金融業界・・・AirPAY
美容業界・・・ホットペッパービューティー
教育業界・・・スタディサプリ

上記のように、幅広い業種かつ世に知られているサービスが多いです。

特に人材業界では、新卒・転職・アルバイト業界でシェアを大きく獲得しており、
リクルートのサービスを利用して就職や転職を行った方も多いのではないでしょうか。

HRテクノロジー事業のIndeedも最近リクルート傘下に取り入れたことで、
更に拡大を続けています。

人材派遣

先ほどの株式会社リクルートとの人材業とは別に、人材派遣について大きな柱となっています。

ヨーロッパ・・・RGF Staffing B.V.
北米・・・The CSI Companies, Inc.
英国・・・RGF Staffing UK Ltd.
ドイツ・・・RGF Staffing Germany GmbH

など、上記はごく一部ですが多くの国で人材派遣業を行い売上を伸ばしています。

日本ではリクルートスタッフィングが株式会社リクルートが提供する人材派遣サービスです。

コロナウイルスの急速な回復に伴い、世界各国で人材不足が起こっています。
その解決策として、現在派遣の需要が高まっている状況です。

各事業の売り上げ

では、各事業の売り上げはどのようになっているのでしょうか。
3つの事業を見ていきたいと思います。

HRテクノロジー事業
売り上げ・・・2,250億円(前年比197%)

メディア&ソリューション事業
売り上げ・・・1,680億円(前年比90.2%)

人材派遣事業
売り上げ・・・3,570億円(前年比113%)

各事業とも前年と比較した際、伸びている傾向にありました。
特にHRテクノロジー事業については前年比197%と約2倍の売り上げをあげています。

今後の展開について

2022年3月期通気の営業利益予想は3,500億~3,800億円と、
従来の予想と据え置きでの数字を発表しています。

この数値は前期比の2倍以上と、好業績を示しており今後も人材事業を中心とした世界的需要の増加による売上拡大が続いていくと思われます。

日本で展開されているサービスについては、
現在オミクロン株の流行により先が読みづらい状況です。

しかし感染者数の増加が止まり、ピークアウトしたとの観測もあることから
近いうちにまん延防止等重点措置が解除される可能性も高くあります。

人の流れが活発になれば、飲食や旅行業も回復しメディア&ソリューション事業の
売り上げも伸びてくるのではないでしょうか。

 

-企業