株式投資

株式投資ってギャンブル?投資の考え方について解説!

こんにちは!関戸 凛です。

20代で社会人になった際、急にお金に余裕ができて投資や資産運用について考えたり、興味が出てきたという方が多いのではないでしょうか。

しかし株式投資はリスクを伴う点は間違いなく、ギャンブルなのかどうなのか気になっていると思います。

先に断言します。

株式投資はギャンブルではありません!

ではどうして株式投資はギャンブルではないと言えるのでしょうか。

株式投資についての考え方について、お話したいと思います!

ギャンブルとは?

まずギャンブルの考え方について、見ていきましょう。

ギャンブルとは、お金をかけて遊ぶ勝負のことです。

大きな特徴は確率や運、不確定な要素が非常に強い勝負という点です。

ギャンブルの代表的な例として、「競馬」「パチンコ」「宝くじ」などが挙げられます。

競馬では馬のコンディションや馬場の状況などからどの馬が来るかを予想。確実性はなくその時の一瞬の状況に応じて勝負が大きく変わります。

また宝くじも完全に抽選となりますので、当たるかどうかは確率に準じた運であります。

ギャンブルは運要素が非常に強い勝負であり、自分の力で結果に影響を与えづらい です。

ではギャンブルがどういうものか分かったところで、株式投資について見ていきましょう。

株式投資とは

株式投資とは企業にお金を投資する事で、その企業の事業拡大や発展に貢献する事を言います。

投資先は自分で決める事が出来、投資側は利益を得ることを目的とするかもしれませんが、企業側は投資してもらう事により資金調達をすることができます。

ギャンブルとの違いはここにあります。

ギャンブルは確率や運などに依存する事となりますが、株式投資は企業に投資する事ですので、運などではなく企業の成長性や事業の状況などをしっかりと判断する事ができます。

また株式投資は一瞬で決まるものではなく、長期的に企業の成長を見守ります。確かに企業に投資する場合でも、その時の景気や世の中の動きによる影響は大きく運要素がないとは言い切れません。しかし短期ではなく長期間で見ることができるので、運要素を大幅に低くする事ができるのです。

株式投資とギャンブルの違い:短期的に行うギャンブルと、長期的に行う株式投資

また株式投資投資とギャンブルの大きな違いとして、"勝者"と"敗者"がいない点も挙げられます。

例えば競馬で見てみましょう

どんなに優れた馬たちが揃っていても、必ず1着の馬がいれば最下位の馬も出てきます。どんなに接戦でも必ず順位がつけられ、払い戻しされます。

宝くじも見てみましょう

宝くじは購入した人数・金額に対し、当選する人数はほんのひと握りです。ほとんどの人が外れ、購入した宝くじは紙切れとなってしまいます。

そもそも宝くじや競馬では、全体的に見ると購入者が得をしない仕組みがあります。

それは宝くじや競馬を購入した全員の総額と、払い戻しされる額の総額を比べると、圧倒的に払い戻される額の方が低いという点です!

つまり私たちが購入した金額が当選者に完全に再分配される訳ではなく、一部は必ず別のところに入っていきます。

その購入したお金の一部は、運営の収益となっています。

宝くじであれば、自治体や販売業務を委託されている銀行。競馬であれば日本中央競馬会(JRA)です。

払い戻しの実態は、宝くじであれば全体の約47%。競馬であれば約70%であり買った瞬間にほとんどの人が損をする仕組みとなっています。

これは”マイナスサムゲーム”と言われています。

購入した総額と払い戻しの総額を比較したときに、払い戻しの総額の方が少ない賭け事の事を”マイナスサムゲーム”と呼びます。

競馬も宝くじも購入した瞬間に金額の一部は運営得ることとなり、払い戻される金額は購入金額より必ず低い金額となります。

しかしほとんどの人が損をする中、一部の人は大きく得をするのでその魅力に釣られて購入してしまうのです。

株式投資はマイナスサムゲーム?

株式投資は先ほども申し上げたように、株式投資は企業に対して投資をします。

企業の成長というのは無制限であり、どこまででも伸びる可能性があります。そのため株価の上がり幅に対して制限がないのです。

また株の仕組みでも違いがあります。競馬や宝くじは購入者全員の総額以上に払い戻しがされる事はありませんが、株は購入した株自体の価値が上がっているため株価が大きく上昇していれば購入者全員の購入金額を上回った金額を得る事が出来ます。

《例》全部で1万株 1株100円のA社株があったとします。

購入時点 10,000(株数)×100(株単価)=100万円

↓株価が上がり、1株200円になったとする

売却時点 10,000(株数)×200(株単価)=200万円

このように購入時点では全部で100万円の価値しかなかったA社株ですが 、企業成長が見込まれ1株200に増加した場合株数は増えていないのに価値は大きく上昇することになります。

株の魅力はここにあり、誰かが負けて誰かが勝つという内容ではありません。株で利益を出すときは購入した全員が利益を得ることが出来るのです。

株式投資は勝者と敗者がおらず、みんなが得をする可能性があります。

この購入した金額よりも、戻ってくる金額が高くなる事を"プラスサムゲーム"と言います。

もちろん株価が落ちればその分全員がマイナスになる事もあるので、そのリスクはしっかりと理解してください!

まとめ

今回はギャンブルと株式投資の違いについて説明してきました!

運要素が強く誰かが勝ち誰かが必ず負けるのが、ギャンブルです。しかし株式投資は企業成長により全員が利益を得ることが出来る可能性がある点、長期的に見ることが出来る点などから、堅実は資産形成にはとても役立ちます。

もちろん株式投資にはデイトレードなどといった、1日で売買を行う取引の方法もありますがこれは短期取引となります。

短期で行うほどリスクは高くなるため、株式投資のやり方によってはギャンブル要素が強くなるといってもいいでしょう。

もし堅実に投資を行いたいのであれば、”長期的”に行うことをお勧めします!また株は多くの企業があり上がる可能性もあれば下がるリスクも十分にあります。

自分で始めたいと考えている時、どの銘柄を買えばいいか分からないですよね。そんな時に本やネットでおすすめの銘柄が出てくると思うのですが、あくまで参考程度にしてください!売り時や買い時はとても難しいです。株では必ず儲かるということは100%ないので、情報を参考にしつつ最後は自分で考えて投資をすることが重要だと思います。

株式投資について少しでも考え方が変わっていただけたら嬉しいです!

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