こんにちは!関戸 凛です。
2月28日~3月4日までの日経平均株価の動きについて、まとめました!
2月28日~3月4日の日経平均株価は乱高下が激しい相場となりました。引き続きウクライナ情勢の緊迫感が高まっており、依然として停戦協定がうまくいかず対立が続いている状況です。日経平均株価もその煽りを受け、一時25,000円台に逆戻りするなど厳しい状況が続いています。
日経平均株価の推移は下記の通りです。
日経平均プロファイルより引用
では日経平均株価の具体的な数値を見ていきましょう。
《一週間の着地》
2月28日(月)始値は26,457円
3月4日(金) 終値は25,985円
《一週間の高値・安値》
最高値:3月1日(火)27,013円
最安値:3月4日(金)25,774円
3月4日(金)の終値は25,000円台と投資家の心理的節目となる26,000円を、下回っての着地となりました。
結果週初めから値を下げて終わった1週間となりましたが、具体的にはどのような推移で終わったのでしょうか。
詳しく見ていきたいと思います。
3月1日(火) 前日比+317円
日経平均株価は3日連続で高値を更新し、3月1日の終値は26,884円と高値で取引を終了しました。
高値を更新し続けた要因としては、ロシアとウクライナの停戦協定に対しての期待感が強く相場を押し上げました。対話継続していることに対しての好感や、アメリカの利上げが鈍化するとの見方もあり買いが入った状態でした。
トヨタ自動車について部品の供給システムにサイバー攻撃が入り、一時工場を停止せざるを得ない状況となりました。しかし3月2日に生産ラインを再開できるとの見方を示しましたが、株価の上昇はあまり見られない形でした。
3月2日(水) 前日比-451円
3月2日(水)の日経平均株価は大幅に下落。大きくマイナスの値を出しての着地となりました。
大きく値を下げた要因は、ウクライナ情勢の終わらない対立に対して嫌気がさし売りが先行した形となりました。
ロシア軍がウクライナの一般市民をも巻き込んだ攻撃が開始されるなどし、停戦協定も平行線のままであり未だ終戦の糸口が見えない状況に対し、リスクを警戒した動きが目立ちました。
またアメリカの利上げについても「しっかりと見極めたい」とFRBが発言したことから利上げへの警戒感が強まり、株価の下落を誘いました。
3月4日(金) 前日比-591円
3月4日(金)日経平均株価は大幅にマイナスとなり、前日比-591円と大幅に値を下げてこの週の取引を終えました。今週のはじめは26,000円台からのスタートとなりましたが長引くウクライナとロシアの対立。各国の制裁もむなしくロシアの侵攻は止まらないこともあり、日経平均株価は大幅に下落しての着地となりました。
停戦協定についてもまとまりを見せず、またロシアがウクライナの原発を攻撃したことが伝わると一気に株価が低下。一時マイナス800円を越えて値を下げる展開となりました。この原発について最悪の場合チェルノブイリを越える影響が出るとされ、リスクを恐れた投資家が売りに走った形となりました。
その後ウクライナ原発の火災が沈下したことが伝わり、緊張感はほぐれたもののあまり値を上げることなく取引を終えました。
2月28日~3月4日 日経平均株価まとめ
前前週ウクライナとロシアが開戦したことにより、株価は上昇。開戦リスクが開戦したことによりなくなったことで、株価は上昇した形となりました。
しかし予想以上に対立が続くロシアとウクライナ。各国の厳しい金融制裁を受けながらもウクライナへ侵攻を続けるロシア。停戦協定の道を探っていますが平行線のまま終わってしまう状況に株価は下落傾向となりました。
またロシアとウクライナの抗争について、激しさを増し原発への攻撃やウクライナの首都キエフのテレビ塔が破壊されるなど未だおさまりを見せない状況です。
このウクライナとロシアの地政学リスクに加え、アメリカの利上げについても更に検討が進むなど株価にとってマイナスの要因が大きく出ている状況です。
今後はロシアとウクライナの状況が落ち着くまでは、下振れした相場が続くと思われます。今後ウクライナの首都キエフが陥落するなどのニュースが出た場合、更に株価は下落する可能性もあり未だ緊張感が解けない相場が続きそうです。