2月21日〜2月25日までの日経平均株価について、ウクライナ情勢が大きく影響した相場となりました。
今週はロシアとアメリカの会談が実現するかと思いきや、ロシアがウクライナへ侵攻を開始。
大きな衝突を生む展開となりました。
死傷者も多数出ており、緊迫感から世界の株価は下落。
日経平均株価もその煽りを受けました。
1週間の大まかな数字を見ていきましょう。
《一週間の着地》
2月21日(月)始値は26,771円
2月25日(金)終値は26,476円
《一週間の高値・安値》
最高値:2月21日(月)26,998円
最安値:2月24日(木)25,775円
2月21日の週は、週明けから大幅に株価が下落しました。
25,000円台に突入し、1年半ぶりの安値となりました。
2月23日(水)が祝日であり、日本の株取引が行われない事もあり
火曜日に相場が大きく動きました。
1週間の主な動きを見ていきましょう。
2月21日(月)ロシアとアメリカ会談の実現?
前週金曜日の終値は、27,112円であった事もありそもそもの始値が26,000円台に突入した状態で、1週間がスタートしました。
株価は午前下がり基調でしたが、午後にアメリカとロシアの会談の見通しが立った事もあり下げ渋る展開となりました。
アメリカとロシアの会談が実現する事で、ウクライナ情勢の沈着。解決に向かうと考えた投資家が下がった株価へ買いを入れた形です。
2月22日(火)ロシア、ウクライナ東部の独立を承認
ロシアがウクライナ東部2州の独立を承認しました。もちろん国際的に認められたものではないので、全日の会談の見通しからは一転、再度緊迫状態が起こりました。
欧米諸国はこちらの独立に大きく反発し、日経平均株価は600円以上の下落を見せました。
また翌日市場が休みである事もあり、安全に祝日を切り抜けたいという投資家の心理からも売りが大きく入りました。
2月24日(木)25,000円台突入
日本時間の昼頃、ロシアがウクライナに軍事行動を開始したというニュースが広まると同時に株価が大きく下落しました。
下げ幅は大きく、投資家の心理的節目である26,000円台をあっさり下回りました。
最安値は25,775円となりウクライナとロシアの衝突による緊張感はピークに達しました。
しかし大きく相場が下がったところで年金基金などの長期投資家の買いが入り、相場を支えた形となりました。
2月25日(金) 株価回復 前日比+505円
2月25日は株価が回復した形になりました。
これまで紛争があった場合、緊張感から株価が下落傾向にありますが開戦をきっかけに下げが収まる傾向にあり、その傾向からも下げではなく安くなった株への買いが広まった形です。
またウクライナ情勢の悪化によるアメリカ市場の混乱も収まりを見せており、日経平均株価にも混乱の落ち着きに伴う買いが入ったと考えられます。
1週間のまとめ
週初めにアメリカとロシアの会談が実現するかと思いきや、ロシアが軍事行動を開始。
日経平均株価にも大きな影響を与えました。
先々週よりウクライナ情勢の影響が強まっていた日経平均株価ですが、開戦される事で逆に相場が上向く展開となりました。
1番危惧されていた状況が起こる事で、これ以上の下げはないと判断され買いが入っていると考えられます。
現在ウクライナ情勢の悪化に伴う株価の下落が起きているので、落ち着けば株価は戻ってくると考えられます。
そのため地政学リスクに伴う売りが入っている今株を購入する事で、今後株価が上向いてくる展開が待っていると考えられます。
ロシアとウクライナの着地点がどうなるかはチェックポイントではありますが、今株を購入することで利益が出るかもしれません。