2022年1月31日〜2月4日の日経平均株価の推移について、まとめます。
2022年1月31日(月)開始時の日経平均株価は26,690円。
2022年2月4日(金)終了時の日経平均株価は27,357円。1週間で+667円となりました。
1週間のを振り返ってみると、乱高下が激しい推移となりました。アメリカの利上げ発表により、先週は大きく下落した形でしたので、月曜はその影響を大きく引きずった形でスタートしましたが、火曜日には持ち直し27,000円を少し上ぶれたポジションでその後動きました。
では1週間どのような形で推移してきたのでしょうか。
細かく見ていきましょう。
1月31日(月)27,000円台へ回復
1月27日(金)26,170円まで落ちていた日経平均株価でしたが、1月31日終値は27,001円と大きく回復しました。理由としてはハイテク企業株などを中心に買いが大きく入り、売りが大きく先行し過ぎたのではという意識から株価が下がったところで買いを狙う押し目買いが広がった。
現在決算の時期であり、主要の企業の好決算から買いが集まっているのも要因の一つです。
SGホールディングス(9143)やKDDI(9433)などが業績好調により、投資家も強気に出ているようです。
また今後業績が期待出来る海運系や半導体関連の株価も好調に推移しました。
2月2日(水)前日比455円高の27,533円にて取引終了
米連邦準備理事会(FRB)当局者達が3月に利上げする構えを明確にしていますが、1月31日の高官発言は利上げ後の道筋について慎重な言い回しで終始しました。
そのことから無理な金利の上げ方はしないとの見方が大きく広がっており、アメリカ株が続伸している状況でした。
アメリカ株の続伸が日本株にも安心感を与え、買いが大きく入り前日より大幅に上がった形で着地をしました。
固定の銘柄が大きく伸びたわけではなく、幅広い銘柄が買われ全体的な株価の上昇につながりました。
2月3日(木)前日比292円安の27241円で取引終了
直近数日間伸びていた日経平均株価でしたが、この日は売りが優勢でした。
要因としてはこれまで急激に株価が伸びて先週と比較して1,300円近く伸びていたことから、利益確定の売りが優勢となって株価が減少しました。
決算の内容が良い企業も多かったですが、材料が出尽くしていることもあり売りが先行しました。
売られた株の内容として、前日大きく株価を上げていたグロース(成長)株などが挙げられます。また買いが大きく入っていた半導体関連の株も、大きく株価が伸びていたことから売りが入りました。
1週間のまとめ
現在の株価は、アメリカの金利上昇について大きく影響を受けている状況です。
先週FRBの利上げ発表により、世界の株価は大きく動きました。今週もその影響が残る形となりましたが、慎重に検討している点や決算の内容が良いこともあり1週間上昇の傾向が続きました。
また日経株価の売買が盛んとなっており、東証1部の売買代金が2月4日時点で7営業日連続で3兆円を超えました。
これは自民党選挙で大きく株価が揺れた2021年9月以来の出来事であり、大きく相場が動いています。
今現在アメリカの利上げの影響が大きく投資家も"買い"と"売り"が交錯している状況です。
投資家自身も今後の見通しが立たず、ポジションを決めかねている状況であることから
次週もこの傾向が続く可能性が高いと考えられます。