株式投資

将来1ヶ月の日経平均株価の変動を予測!投資の参考になる日経平均VIとは?

こんにちは! 関戸 凛です。

昨今日経平均株価は上下し、2022年当初には2万9千円あった日経平均株価は2022年3月9日現在2万4千円まで落ちてしまいました。

もちろん要因はロシアとウクライナの対立です。世界を巻き込んだこの対立は未だ着地点が出ておらず、エネルギー問題など別の問題も顕在化しています。

おそらく1月時点でここまで日経平均株価が落ちるとはほとんどの人が想像しておらず、今後も見通しがわかりづらい状況です。

この予想しづらい状況でも、日経平均株価の1ヶ月後の変動を予想している指数があるのです。しかもこれは日経新聞株式会社が発表している数値であり、信頼できる数字です。

この日経平均株価の将来を予想した数値を日経平均ボラティリティー・インデックスと言います。

ではこの日経平均ボラティリティー・インデックスとはどのような数値なのでしょうか。

日経平均ボラティリティー・インデックス

日経平均ボラティリティー・インデックスは通常日経平均VIと言われています。

ボラティリティーとは、価値の変動性のこと。
インデックスとは、市場の動きを示す指数。

日経平均VIは、日経平均の動きの変動性を表す数値です。将来1ヶ月の変動の大きさを日経平均VIは示します。

この日経平均VIはどのように計算されているのでしょうか。

これは正直とても難しいです!

簡単に言うと、今の日経平均株価の数値や変動率、日経平均株価の先物の価格などを1ヶ月後に焦点を当てて計算しています。

では、日経平均VIの見方を見ていきましょう。

日経平均VIの読み解き方

では具体的な日経平均VIの読み解き方についてみていきます!

この日経平均VIは1ヶ月後の日経平均の”価格”を示しているのではなく、”変動の度合い”を示しています。そのためこの日経平均VIが高くなった場合、将来日経平均が上がると言うわけではなく、変動が大きいということになります。

つまりこの日経平均VIが高い数値の場合、市場が大きく荒れているということになります。

将来の変動を示していますが、1ヶ月先と短い期間であるため現在の取引相場を大きく反映した数値が出てきます。また日経平均株価の先物の価格も反映しているため、現在の状況をどのように投資家が分析し先物取引へ反映をしているかが分かるということになります。

日経平均VIが高い・・・相場が荒れている
日経平均VIが低い・・・相場が落ち着いている

では日経平均VIの見方が分かったところで、今の相場を実際に見てみましょう。

日経平均VIから分かる現在の状況

では実際の日経平均株価と日経平均VIのグラフを比べてみましょう。

▼日経平均株価

日経平均株価

引用:日経平均プロファイル

▼日経平均VI

日経平均ボラティリティー・インデックス

引用:日経平均プロファイル

現在日経平均VIは大きく上がっています。また日経平均株価と逆の動きをしていることがわかります。

そして3月10日、日経平均株価は上がりましたが日経平均VIは依然として高い数値を示しています。これは未だロシアとウクライナの警戒感が強く、相場がまだまだ落ち着かないことを示しています。

日経平均VI値が高いということは現在投資家が投資をするには、リスクが高い状況と見る事が出来ます。1ヶ月先の変動幅は大きく、不安定な状況をしっかりと表しています。

まとめ

日経平均ボラティリティー・インデックス(日経平均VI)について見てきました!

日経平均VIとは、1ヶ月後日経平均株価がどれくらい変動するのかを示した数値でした。この日経平均VIが高いと相場が荒れている状態を示し、日経平均VIが低いと相場が落ち着いていると読み解くことができます。

日経平均VIが高い時に投資を行うと1ヶ月以内に大きく相場が上下する可能性があります。リスクもありますが大きなリターンを得られるチャンスでもあります。現在日経平均株価が落ちている状況であり、元々2万9千円台まであった日経平均株価ですので反発し戻る可能性も充分あります。

いつ自分が投資すればいいか分からないという人は、この日経平均VIを是非参考にして下さい!

大きな利益を得たい人は、日経平均VIが高い時に投資するのが◎

堅実に投資したい人は日経平均VIが落ち着いた時に株を購入するのがベストです。

自分の投資スタイルに合わせて、日経平均VIを活用してください!

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