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なぜ25歳で退職?実家の会社を継ごうと決意した3つの理由

自分は新卒から3年勤めた会社を辞めて、家業を継ぐことを決意しました!

新卒入社して3年。従業員数6,000人を超える大企業に勤めていましたが、会社を辞めるという決断をしました。

そして家業を継ぎ、中小企業ですが社長になりました。

大きな会社に勤めていれば会社がつぶれる心配もなく、将来安泰だったかもしれません。

しかし自分の中で今後何十年間もその会社で働くという、ビジョンは見えませんでした。

また3年間勤めたからこそ、将来のキャリアプランについて改めて見直すことが出来ました。

そんな自分が考えた気持ちを、書いていこうと思います。

大企業を辞め、実家の会社を継ぐ決意をした理由
①20代だからこそ出来る、チャレンジをしたかったから
②自分の働き方に、自分で責任を取りたかったから
③大企業の"安定"に対し、疑問を感じたから

3年間勤めた企業を辞めると決心した時について

自分はまず"新卒で入って3年間は働き続ける"という目標をもって、会社に入社しました。

私が入った会社は離職率が非常に高く、入社した4月に退職する人もいました。

営業職でしたが新規開拓がメインの仕事だったため、多くの同期が退職という選択を取りました。

離職率が高い会社とは知っていましたが、「そんな会社で3年間勤めることが出来たら何か得られるものがあるのでは...」そう考え 3年間会社に在籍する を目標に社会人生活をSTARTさせました!

そして3年間勤めた時には、一緒に入社した同期は3分の1にまで減っていました。

その時に3年間勤めることが出来て良かったなという感謝の気持ちと共に、新しいことに挑戦したいという気持ちも芽生えていました。

新卒時代では考えることが出来なかった、3年間勤めたからこそ感じた内容を3つ書かせていただきます!

①20代だからこそ出来る、チャレンジをしたい

自分が満足していた3年間の大企業に対し、"退職"という選択肢を取った一番の要因は「新しいことにチャレンジしたいから」でした。

最初は同行が必要だった自分ですが、年次が上がるとともに1人で出来るようになり、全国の同期内で"予算達成率""売上金額"の両方で1位を取るレベルまで達することが出来ました。

最後の方はクライアントに対し自分1人で受注からフォローまで全てを行っていたので、自分1人で会社の営業しているみたいでした(笑)

社会人としての基礎から、自分の仕事に対して自分で責任を負うようになるまで働いたからこそ、将来の働き方についてよく考えました。

「このまま大手の会社に勤めることも出来るが、このまま働いてこれまで通り成長出来るのか。。?」

全て自分で仕事が出来るようになっていた自分にとって、会社から得られる知識や経験は徐々に少なくなっていました。

気持ちに余裕が出来るようになる半面、出来ないことが出来るようになる回数は減っていきました。

30代,40代になった際に、出来る仕事の幅や知識を増やしたい。出来ないことが出来るようになる嬉しさをもっと味わいたい。

そう思ったときに、20代でこのままこの会社にいてもいいのだろうかと思いました。

そして実家の継ぎ手がいなく廃業にするか迷っているという状況もあったため、思い切って飛び込むことにしました。

ぶっちゃけうまくいくかどうかは分かりません(笑)

3年後5年後10年後には会社がなくなっているかもしれないという、不安もたくさんあります。

ですが失敗するなら早い方がいいなと思っていました。「20代で失敗してもまだ働く時間は30年以上残っているから!と笑」

自分が将来65歳まで働くと仮定した際、22歳から働くと全部で43年間あります。

この43年という社会人人生の中で、序盤で挑戦するか中盤で挑戦するか終盤で挑戦するか。

このように考えた際、断然早いうちに挑戦した方が挽回も出来ますよね。

そう思い、思い切って働き方を変える決心をしました。

②自分の働き方に、自分で責任を取りたい!

大企業で働いていた時は、営業で売れても売れなくても給料はほぼ変わりませんでした。

厳密には賞与やインセンティブで変わってきますが、ベースの月収はほぼ変動がありませんでした。

一番給与に影響したのは営業成績ではなく残業代でしたね(笑)

営業成績が良くても悪くても給与が保証されているのは非常にありがたいですが、自分は不満でした。

どれだけ圧倒的な成果を出しても自分に返ってくる報酬は少なく、なぜ自分がこれほど頑張っているか分からなくなったからです。

もちろん自分が所属している組織や上司は喜びますが、自分は営業成績が良くても喜べなくなっていました。

自分の仕事に対しての責任感が薄くなってしまい、"仕事"に対してまっすぐ向き合えなくなってしまったのです。

やってもやらなくても同じであれば、全力ではなく8割程度で仕事を納めてようとしてしまう自分に疑問を持ち、"仕事"と"自分"が強く結びついている状況を作りたいと考えました。

その願いを一番叶えてくれるのは会社を運営する事であり、経営者として立ち回ることでした。

もちろん自分で事業を立ち上げたり、副業で自分のスキルで報酬をもらうことも仕事と自分を強く結びつけていることになります。

大企業に属していてもほぼ自分1人で働いている状況なのであれば、より自分に影響を与えられる働き方がしたいと思いました。

そして私の場合は、会社を継ぐという決心に結び付きました。

③大企業の"安定"に対し疑問

大企業で働くうえでメリットとなるのは、ネームバリューや福利厚生、取引できる企業規模の大きさなど様々。

その中でも会社が大きく従業員数や展開している事業の多さから会社が倒産しにくい。つまり安定して働けるという点を魅力に感じている人も多いと思います。

しかし大企業=安定 と決めつけるのは危険です。

2010年には日本の飛行機会社、「株式会社日本航空」が倒産。
日本を代表する企業「SHARP」は、経営の失敗で2016年に台湾会社の傘下に入っています。

その他にも事業がうまくいかなかった場合は事業売却が行われることも多いです。

その場合は大企業の社員ではなく、売却先の社員として働くことになります。

大企業は早期退職を募る場合もあり、近年では人件費が高くなる40代,50代をコストカットのため調整する動きも目立ちます。

大企業=安定 というのは会社にとっても従業員にとっても当てはまらなくなってきているのです。

そこで重要になってくるのは、「自分がその会社以外で働いた際、何が出来るか」です。

もちろん働いている会社内では勤続年数が多いほど昇給もしやすく、その会社や事業に対しての知識も豊富になります。

しかしその会社を離れることになり、特定の業務や知識しかもっていなかった場合は、他の会社では活躍できません。

自分という商品が市場に出た際、どれほどの価値を生むか、どれくらい活躍することが出来るか。

今後はそのような状況を見据えて、動く必要があると考えます。

だからこそ今出来ることは、継続的に新しい経験や知識を広め、自分の市場価値を高め続けていくことが重要だと思います。

自分は在籍している会社では更なる経験や知識を身に着けられないと判断したため、転職という選択をしました。

まとめ

自分が大企業を辞めて実家の中小企業を継ごうと思った理由について、赤裸々に書いてみました!

自分と同じように社会人になって数年経ち、心に余裕が出てきたことで将来について考える人も多いと思います。

人生で40年以上働くことを考えた際、会社を変えるのも変えないことも勇気が必要なことです。

自分が40代,50代になった時に、どんな働き方をしていたいかを考えると今どうすべきかが見えてくると思います。

少しでもあなたの今後について、参考になれば嬉しいです!

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