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定年退職後時間が空いてしまって、何をすればいいか分からない。。
60歳で定年を迎える方。65歳で定年を迎える方。
現在は年金の受け取りが65歳からと設定されており、65歳で仕事を辞める方も多いのではないでしょうか。
仕事を辞めるとこれまで約40年間、週5日仕事に費やしていた時間が急に無くなることとなります。
これまで仕事に力を入れていた方は、この先どのように生きればいいか悩むケースが多いです。
- 「趣味はあるが、毎日それで時間を過ごせるわけではない」
- 「急に時間が出来たが、家にいても妻に邪魔者扱いされる。。」
- 「今後どれくらい生きるか分からず、お金が尽きないか心配」
老後の心配は、大きく分けて2つあります。
≪老後の大きな心配≫
①「お金」がしっかり足りるのか
②「時間」をどのように使うのがいいのか
もちろん健康の不安も大きくあると思います。
しかし健康は日ごろ気を付けていても、急に体調が悪くなったり、ガンが見つかってしまったり。。
年齢を重ねるとともに、どうしても健康状態が悪化する可能性は高くなります。
そのため不必要に健康について考え込んでしまうと、かえって逆効果です。
この「健康」の問題は、「時間」をどのように使うかで一緒に解決できます。
「お金」と「時間」を解決する方法は、"ライフプラン"を作成することにあります!
ではまず「お金」について考えてみましょう。
1. 定年後の「お金」問題について
人生100年時代と呼ばれている現在では、老後の心配として「お金」は外せないですよね。
ほとんどの方は老後を、年金+退職金+貯金 にて賄うこととなります。
1-1. 日本の退職金の平均
これまで長く勤めてきた会社を退職する際、退職金をもらったかと思います。
では日本の退職金の平均はどれくらいか、見ていきましょう。
≪日本の退職金の平均≫
大学・大学院卒:1,983万円
高校卒(管理・事務・技術職):1,618万円
高校卒(現業職):1,159万円
参考:総務省統計局|平成30年就労条件総合調査
大学卒業の場合は、約2,000万円です。
高校卒業の場合は種類によりますが1,100万円~1,600万円ほどとなります。
もちろん勤続年数や役職によっても大きく上下しますが、日本の平均は上記の数字です。
この退職金と自分の貯金、年金で老後を暮らしていくこととなります。
1-2. 定年後は毎月どれくらいのお金が必要?
では具体的に定年後は、どれほどのお金が必要になるのでしょうか。
厚生労働省の「生活保障に関する調査」によると、老後に必要な1か月の生活費は「月平均22.1万円」です。
≪老後に必要な1か月あたりの生活費≫
1か月あたり平均:22.1万円
※夫婦2人あたりの金額
1か月あたり22.1万円となりますが、これは夫婦2人での金額です。
1人の場合ではなく、2人での合計金額ですので注意してください。
人によって生活水準は様々であり、月々に必要なお金は大きな差が生まれます。
そのため「1か月22.1万円あれば老後生活していける」、という指標として認識しましょう。
1-3. 定年後にもらえる年金の平均額は?
では定年後にもらえる年金の平均額について、みていきましょう。
≪年金受給者の平均年金額≫
平均年金額:14万6,000円
厚生労働省の調査より、令和2年度時点での年金受給者の平均年金月額は14万6,000円でした。
これも個人差が大きく、労働期間に納めた年金の額と年金受給開始日によって価格が変動します。
ただ平均値は14万6,000円ですので、参考値として考えてください。
例えば夫が現役時代会社員として働き、妻は専業主婦として働いていたとします。
その場合は、夫は厚生年金の14万6000円、妻は基礎年金のみとなりますので5万5000円となります。
夫婦2人の場合は足し合わせると、20万1,000円となります。
では次に何歳まで生きるかをシミュレーションしながら、実際に必要な金額を調べてみましょう。
1.4. 定年後必要な具体的な金額
「夫婦2人」「月22万1,000円必要」「退職金1,938万円」「月々の年金20万1,000円」
上記の設定で仮定しましょう。
≪85歳まで生きる場合≫
1か月に必要な金額 - 月々の年金 ×20年= 240万円
退職金 − 240万円 = 1,698万円
退職後余裕のある金額:1,698万円
85歳まで生きると仮定し退職金を1,938万円、月々の年金が20.1万円あれば余裕を持った生活が出来ます。
≪100歳まで生きる場合≫
1か月に必要な金額 - 月々の年金 ×45年= 540万円
退職金 − 354万円 = 1,398万円
退職後余裕のある金額:1,398万円
100歳まで生きると仮定しても、月々の年金額でほぼ賄えプラス退職金があれば余裕を持った生活をすることが出来ます。
つまり退職金をしっかりもらうことが出来れば、生活に困ることはないということが分かりました。
年金の受給が支出に対して、大きな役割を果たしています。
しかし退職金の金額は、年を追うごとに下がってきている実状があります。
仮に退職金がなかった場合についてみていきましょう。
「夫婦2人」「月22万1,000円必要」「退職金なし」「月々の年金20万1,000円」
上記の設定と仮定します。
≪85歳まで生きる場合≫
1か月に必要な金額 - 月々の年金 ×20年= 240万円
退職後必要な金額:240万円
次に100歳まで生きると仮定しましょう。
≪100歳まで生きる場合≫
1か月に必要な金額 - 月々の年金 ×35年= 420万円
退職後必要な金額:420万円
それぞれ240万円~420万円まで必要、との試算をすることが出来ます。
退職金がない場合でも、年金受給額が大きく安定した生活を見込めます。
個人の貯金額や生活水準によって大きく異なりますが、年金を納めていた方については必要以上に今後の「お金」について心配しなくても良いと言えるでしょう。
2. 定年退職後のライフプラン設計の考え方
ここまで「お金」について焦点を当て、老後について考えてきました。
次に、「時間」について考えていきましょう。
「時間」について考える際には、是非"ライフプラン"をまず最初に作成してみましょう!
「定年後にライフプラン?」と思う方も多いと思いますが、定年後だからこそライフプランを作成すべきなのです。
これまで仕事があり、1週間の大半を仕事に充てていた方が多いと思います。
仕事がある意味やるべきことであり、仕事を行うことで「お金」得て「時間」を消費し、あなたの人生は形成されてきました。
しかし定年になることでその仕事がなくなり、多くの「時間」を持て余すこととなります。
「時間」の使い方が分からず、急に老け込んだり人生が楽しくなくなったり。。なんて話はよく聞きますよね。
そうならないために、あなただけの『ライフプラン』を作る必要があります!
3. 具体的なライフプラン作成方法
では具体的なライフプランの作成方法について、見ていきましょう。
私のライフプラン作成では、「お金」については二の次です。
なぜなら「お金」について考える前に、「お金」の使い方を考える必要があるからです。
ライフプランを作成するうえで、まず行ってほしいことは「自分の目標を見つけること」です!
その目標があなたのライフプランの"軸"になり、これから「時間」を使う対象"になります。
《定年退職後の目標》
・自分の実家付近で「コーヒーショップ」を経営し、お客さんに"憩いの場"を提供したい
・好きなゴルフのインストラクターとして、近所で働いてみたい
・海外の発展途上国に行き、教育が行き渡っていない子供たちのためにボランティアしたい
・自分は教えるのが好きなので、自分の経験を後世に伝えたい
・孫のために少しでも資金を残したいので、○○歳まで働き続けられる体を目指す
あなたの目標は、何でもいいです!
気を付けて頂きたいのは、「自分の目標」であること。他人の目標を自分の目標にしてはいけません。
目標は具体的にするのがベストです。
"いつまでに" "どうやって" "何を" "誰と" "なぜ" その目標にするのか、しっかり決めておきましょう!
4. ライフプランを作成する上での注意点
4-1. 「いつまでに」を必ず決めよう
様々な自分だけの目標があると思いますが、"いつまでに"を設定するようにしてください!
この"いつまでに"がないと、"いつか"に代わってしまい結局やらずに終わってしまう可能性もあります。
期間内に達成できなくても問題ありません。
その際は延長して、その延長した時までに達成できるよう意識しましょう!
大切なのは仮でも無理そうでもいいので、まずは"いつまでに"を明確にする事です。
また"いつまでに"を明確にすることで、それまでの道筋を決めることが出来ます。
この具体的な道筋が"ライフプラン"です!
目標を設定したら、その目標を達成するための「お金」や「時間」を使っていきましょう!
「目標を決める」ことがライフプラン作成の第一歩です。
5. 退職金を計画的に使うために
「自分でライフプランを作成したが、この計画でいいのかやっぱり不安だ。。」という方もいると思います。
定年後の資金をしっかり活用したい。自分のライフプランに合わせたお金の管理をしたい。などなどの悩みもあると思います。
そんな方にオススメなのが、"ライフプランの窓口"です。
ファイナンシャルプランナーによる、本格的なライフプランの相談を行うことが出来ます。
このライフプランの窓口を利用するメリットは3つあります。
ポイント
≪ライフプランの窓口を利用する3つのメリット≫
- 10年以上経営をしてきた実績があり、自分に合ったライフプランを提案してくれる
- 上場企業の福利厚生に利用されるほどのサービスの高さ
- 今だけ無料相談が可能
ライフプランの窓口は、現役のファイナンシャルプランナーが運営する人生相談サービスを提供しています。
対応する人は経験が長いファイナンシャルプランナーなので、自分に合ったライフプランを提案してくれることもメリットです。
相談内容は特に定年退職後のお金の使い方を学びたい場合や、老後について不安を抱えている場合などが多いです。
定年退職後の資金についてプロに相談することで、抜け目なく自分に合ったライフプランを作成してくれます。
今だけ無料相談を対応してるので、この機会に相談してみてください!
6. まとめ
定年退職後には、大きく「お金」や「時間」の2つの不安がありました。
その不安を不安のままにしておくと、いつまでのモヤモヤしてしまいますよね。
不安をなくす第一歩は、"向き合って知ること"です!
まずは自分の「お金」についてしっかり把握し、自分の「時間」について考えてみましょう!
きっとあなただけのライフプランが出来るはずです。
良い定年後ライフをお楽しみください!